ファレホ ポリウレタンバーニッシュ4種を比較|種類ごとの仕上がりとおすすめ

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この記事で分かること|ファレホ・ポリウレタンバーニッシュ4種の違い

ファレホのポリウレタンバーニッシュには、グロス/サテン/マット/ウルトラマットの4種類があります。

しかし、名前だけでは仕上がりの違いが分かりにくく、どれを選ぶべきか迷いやすいのが実情です。

そこで本記事では、4種類すべてを同一条件でエアブラシ塗装し、乾燥・定着後の仕上がりを比較しました。

実際に塗って分かった見た目の違いや傾向を整理し、どれを選べばよいかおすすめをまとめています。
ぜひポリウレタンバーニッシュ選びの参考にご活用ください…!

ファレホ・ポリウレタンバーニッシュ4種の仕上がり比較(左からグロス/サテン/マット/ウルトラマット)

なぜポリウレタンバーニッシュを比較するのか

ファレホには複数のバーニッシュがありますが、その中でもポリウレタンバーニッシュは、公式にも水性クリアコートの決定版として位置付けられています。

しかし、最もスタンダードなトップコートでありながら、仕上がりに関する具体的な情報は多くありません。

そこで今回は、このポリウレタンバーニッシュ4種の仕上がりの違いを比較しました。

比較条件|今回の塗装条件

今回の比較に使用した下地。全サンプル共通でグロスブラックを使用しています

1.下地:グロスブラック

2.使用塗料:ファレホ ポリウレタンバーニッシュ(4種)

3.希釈率:3:1で固定

4.吹き付け距離:約8cm

5.エア圧:噴射時 約0.18MPa

6.乾燥条件:
 ・1回目塗装後、約24時間乾燥
 ・2回目塗装後、約48時間乾燥

上記条件を揃えたうえで、最終的な仕上がりを比較します。

仕上がり比較|グロス/サテン/マット/ウルトラマット

4種類のポリウレタンバーニッシュを同一条件で塗装し、乾燥後の仕上がりを比較します。
なお、塗装直後は差が分かりにくく、乾燥が進むにつれてつやの違いがはっきりしてきました。

同一条件・同一光源で撮影した4種類の仕上がり比較

グロス(光沢)

グロス仕上げ。最も光沢が強く、反射もはっきり

グロスは、4種類の中で最も光沢のある仕上がりになります。
下地に使用したグロスブラックと比べても、反射の強さはほぼ同程度でした。

ただし、この反射に落ち着くまでには時間がかかり、24時間乾燥時点では塗面が安定せず、48時間後の確認でようやく塗面が形成されました。
4種の中では、塗面の形成に最も時間がかかった印象です。

そのため、グロス仕上げを前提にする場合は、最低でも48時間以上の乾燥時間を見込んだ方が安全です。

ツヤはしっかり出ますが、鏡面のような強い反射というより、表面が均一に整えられた落ち着いたグロスといった仕上がりになります。

サテン(半光沢)

サテン仕上げ。グロスより反射を抑えた落ち着いた光沢

サテンは、グロスよりも一段階反射が抑えられた仕上がりです。
光が当たるとわずかにつやを感じるものの、全体としては落ち着いた印象。

グロスほど主張せず、マットほど沈まないため、4種の中では中間的な質感です。
また、1回目と2回目の塗布で見た目の変化は小さく、重ね塗りによる質感のブレが少ない印象でした。

マット(つや消し)

マット仕上げ。つやを抑えつつ、わずかに質感が残る仕上がり

マットは、つやが大きく抑えられつつも、完全につやが消えるわけではありません。
角度や光の当たり方によっては、わずかに反射を感じます。

表面はしっとりとした質感で、プラスチック感を抑えたい場合に向いています。
2回目の塗布では、1回目よりもさらに反射が抑えられ、つや消し感がはっきりしました。

ウルトラマット(超つや消し)

ウルトラマット仕上げ。光の反射はほとんど見られません

ウルトラマットは、4種類の中で最もつやを抑えた仕上がりになります。
光をほとんど反射せず、均一で落ち着いた見た目です。

マットよりもさらに反射が少なく、完全につやを消したい場合には明確な差を感じました。
また、1回目の塗布時点でほぼ反射がなくなり、2回目を重ねても印象の変化は小さめでした。

仕上がりの傾向まとめ

  • グロス:最も光沢が強い/塗面安定まで時間がかかる
  • サテン:光沢控えめで安定/重ね塗りの変化が小さい
  • マット:しっとりしたつや消し/重ね塗りで差が出る
  • ウルトラマット:反射ほぼなし/1回目で完成形に近い

補足|塗装直後と乾燥後の違い

塗装直後は、どの種類も見た目の差が小さく感じられました。
しかし、乾燥が進み、塗膜が定着すると、つやの違いがはっきり現れます。
そのため、塗装直後の印象だけで判断する必要はありません

塗装直後は、どのバーニッシュもほぼ同じような質感に見える
乾燥が進むと、つやの違いがはっきり分かります

結局どれを選ぶ?|ポリウレタンバーニッシュ4種のおすすめ

迷った場合におすすめの2種類(左:マット 右:ウルトラマット)。扱いやすく失敗しにくい

結論から言うと、迷っているなら「マット」か「ウルトラマット」がおすすめです。

どちらも反射をしっかり抑えられ、トップコートとして扱いやすく、仕上がりの失敗が少ないのが理由です。
光沢が強いほど塗面の歪みやムラが目立ちやすくなるため、最初の1本としてはつや消し系の方が安心感があります。

マットはわずかに質感を残した仕上がりになるため、つやを完全に消しきりたくない場合や、プラスチック感を抑えつつ自然な表情を出したい場合に向いています。

一方、ウルトラマットは1回目の塗布時点でほぼ完成形に近く、完全につやを消したい場合に分かりやすい選択肢です。
塗膜の保護性能を重視しないのであれば、一度塗りでも十分に質感を出せます。

グロスとサテンは、明確な目的がある人向けですね。
強い光沢表現を狙う場合&スミ入れ前の下地づくりにはグロス、光沢を抑えつつ表面を整えたい場合にはサテンといったように、用途が決まっている場合に選ぶのがオススメです。

「どれにするか迷う」状態であれば、まずはマット、次点でウルトラマットで安定です。

まとめ

ファレホのポリウレタンバーニッシュは、グロス/サテン/マット/ウルトラマットの4種類があり、仕上がりのつや感には明確な違いがあります。

迷った場合は、扱いやすく失敗しにくいマットまたはウルトラマットを選ぶのがおすすめです。

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