ファレホ×ガンダムマーカー検証|溶けるリスクが高く実用不可

ALLファレホ塗装

ファレホ下地にガンダムマーカーは塗れるのか:実用性を検証

スミ入れや部分塗装となった時に誰もが思い浮かべる”ガンダムマーカー”。
サクッと塗れて入手性も抜群の便利アイテムです。

そこでふと思い立ったこの疑問―
「ファレホの塗面に塗れたら、楽できるかも…」

今回は『ファレホ下地にガンダムマーカーは塗れるのか?』を検証していきます!

先に結論だけ知りたい方へ

コチラが検証の結論です👇

水性のファレホ塗面の上にアルコール系のマーカー…分かっていたけれど、シビアな結果でした。

・スミ入れ:水性ペンのみ使用可能◎
 流し込みペン・極細ペンは塗面が溶けるため非推奨

・部分塗装:実質不可×
 塗れるが乾燥3日や重ね塗り制限が厳しすぎる

・総合評価:実用性は極めて低い

 時短どころか失敗リスクが高い

「手軽さ」と引き換えに、作品を台無しにするリスクありです。
なぜこの結論になったのか、失敗写真と一緒に解説していきます。

なぜファレホとガンダムマーカーの相性を検証したのか

ガンダムマーカーは入手性が良く、準備&後片付け不要で使える便利アイテム。
様々な場面で使用されたり、また使いたいと検討されている方もたくさんいらっしゃると思います。

かく言う自分も、においも控えめで室内塗装にもバリバリ使えそうなので、
もしファレホの塗料と併用できれば「ALLファレホ塗装」の製作効率アップをねらえるのでは…
と思ったわけです。

(※ちなみに「ALLファレホ塗装」は、安全・低臭を最優先にした結果、全てファレホになったものなので、安全低臭アイテムがあればどんどん使っていきたいと思ってます。)

しかし、ガンダムマーカーの成分は「油性」や「アルコール系」で、通常であればファレホの塗面を溶かす可能性が高いのが懸念点。

ただ一方で、相性の悪い塗料でも”乾いたら意外と塗れる”などの情報も見かけたりするのも、また事実…。

そこで今回は、最も知りたい“スミ入れ”“部分塗装”を自分の実用ラインで検証していきます。

使用したガンダムマーカー各種とファレホ塗料。下地の乾燥時間を24〜72時間まで変えて、その相性を検証しました。

スミ入れにガンダムマーカーは使える?

まずはスミ入れの検証です。
先に今回用意したパーツの検証条件はコチラ👇

  • 塗面:プライマー&本塗装後、グロスバーニッシュ(光沢)を1回塗り
  • 乾燥時間:24・48・72時間

ちなみにスミ入れの検証では、乾燥時間の違いが結果に影響しなかったので、言及してないこと予め伝えておきます。

油性(流し込み・極細)の場合

結論から言うと、「絶対にやめておくべき」です。

書き込み自体は問題なくできました。しかし、問題は”拭き取り”です。

以前の記事で使用した「消しゴム」では、ファレホ下地の上だと消すことができませんでした。

そこでガンダムマーカー専用の「消しペン」を使ってみたところ、何度かこすった段階で、滲みが発生したりファレホ塗面が溶け出したりしました。

「ファレホエアブラシシンナーならいけるかも?」と試しましたが、こちらはマーカーの汚れが全く落ちません。結局、修正が効かないためスミ入れとしては成立しませんでした。

消しペンでにじみ発生&ファレホ塗面が剥がれた様子。溶剤が強すぎるのか、相性は悪い印象です。

水性筆ペンの場合

やっぱりという結論になってしまうのですが、水性の「筆ペン」は、ファレホの上でも実用的です。

  • 水を含ませた綿棒で、20〜30分経っても綺麗に拭き取れる。
  • 下地のファレホを傷めない。

前回のファレホモデルウォッシュのスミ入れと変わらない仕上がりで作業できました。

スミ入れに関してガンダムマーカーを使用する場合は、「水性筆ペン一択」が結論です。

ただし、流し込んで使うことは出来ないので、その点はご注意ください。

水性筆ペンでのスミ入れ。下地を傷めず綺麗に拭き取れました。ファレホを切らしている時や、サクッと作業を済ませたい時の選択肢になりそうです。

部分塗装は実用的か?(面塗装の検証)

次に、マーカーで塗る「部分塗装」の検証です。

結論:一応塗れるが、条件が厳しすぎる

テストの結果、形にすることはできましたが、以下の3つの「高い壁」がありました。

① 重ね塗りのリスク

一番の注意点は、乾いていない塗面に重ねて塗らないこと。

濃い目にインクが乗ってしまうと下地を侵し、剥がれてしまいます。

どの乾燥時間の塗面でも、インクが乗りすぎるのはリスクにしかならない印象。
加えてマーカーは、インクの出具合をコントールしにくいので余計難しくさせてますね。

マーカーでの平面塗装テスト。インクが重なって濃くなった場所の下地が溶け、はがれてしまいました。

👉 画像④:平面塗装テスト全体(慎重に塗ったがムラが目立つ様子)

② バーニッシュ(保護ニス)の効果

バーニッシュを塗布したパーツでも検証しました。

バーニッシュ無しの塗面に塗るよりは剥がれにくい印象です。
しかし、3回ほど塗り重ねると、やはり溶けて剥がれてしまう結果に…。

バーニッシュは万能の盾ではありません。

バーニッシュ(保護ニス)を塗った状態での検証。画像だと分かりにくいのですが、インクが乾く前に3回重ねてみたところで剥がれてしまいました。

③乾燥時間

非バーニッシュの状態で、72時間放置したパーツに塗ってみました。

結果、一番塗面が耐えてくれたと思います。

よく見かける”乾燥すれば意外と塗れる”を後押しする結果になりました。

ただ、部分塗装のために「72時間待つ」のは、効率が良いとは言えません。
ファレホの筆塗りで部分塗装をする方が、準備や後片付けの手間を考えても、圧倒的に効率が良いというのが正直な感想です。

検証して分かった最終結論

検証結果まとめです。

・スミ入れ:水性ペンのみ使用可能◎
 流し込みペン・極細ペンは塗面が溶けるため非推奨

・部分塗装:実質不可×
 塗れるが乾燥3日や重ね塗り制限が厳しすぎる

・総合評価:実用性は極めて低い

 時短どころか失敗リスクが高い

「手軽に効率を上げたい」と思って始めた検証でしたが、結果は「ファレホでそのまま塗った方が10倍早い」というものでした。

試しにファレホで部分塗装した写真。筆塗り初心者の自分でも、部分塗装であればムラはほとんど気にならなかったです。

安全・低臭のALLファレホ塗装をよりパワーアップ

今回の検証を通して、改めて「ALLファレホ塗装」の意義を再確認しました。

自分の目的は「室内で、安全・低臭で模型製作」が最優先。
この製作方法をより簡単に実現出来るのであれば、どんどん取り入れていきたいと思います。

今回ももしガンダムマーカーの方が効率的なら採用したかったのですが、時間や塗面のリスクを考えると、ちょっと実用は難しいの判断です。

これからも「良い方法かも…」と思ったら、検証していきます。

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