【ガンプラ】初心者向け!安全・低臭のファレホでエアブラシ塗装①|調査・構築編

ALLファレホ塗装

安全で低臭、そして誰でもできる簡単なエアブラシ塗装を目指して

エアブラシは、塗料をミスト状にして吹き付ける塗装方法。
そのため、 気付かないうちに塗料成分が空気中へ広がってしまう ことがあります。

そこで改めて「塗料そのもの」について調べてみたところ…

どうやらスペイン生まれの「Vallejo(ファレホ)」という水性塗料が良いらしいとのこと。

より快適で、より安全な塗装環境を作るべく、各塗装工程をファレホで構築してみようと思います。

また、今回ですが安全性の情報が記載されたSafety Data Sheet(安全データシート:以下SDS)を可能な限りですが調べています。少しでも皆さまの参考になれば嬉しいです。

どこからどうみてもヴァレジョ。でもファレホです。

においの原因は有機溶剤でした

結論から言うと――
においの正体は有機溶剤でした。

有機溶剤は塗料をなめらかにする(塗りやすく)ために使われる成分です。
しかし、揮発すると独特の刺激臭を放つ気体になり、人体に入ると有害

日常生活の中で、知らず知らずの内に取り込んだことはあると思います(シンナー等も該当)が、もちろん「吸わないに越したことはない」です。

それではここで水性サーフェイサーの成分を👇

この写真から「中毒の恐れがある量の有機溶剤を含んでいる」ことが分かります。

つまり「水で薄められる(水性)=無条件で安全ではない」、ということです。
もちろんラッカー系に比べれば格段に安全だとは思いますが…。

続いて、アクリジョン。
こちらには有機溶剤中毒や引火性に関する警告は見られませんでしたが👇

これは「注意書きが不要なほど微量の有機溶剤しか含まれていない」ということ。
入ってはいるけど、安全性はかなり高いということです。

表示の有無など濃度の違いはありますが、ここで伝えたいことは――

・大体どんな塗料も基本的に有機溶剤を含みます。
・マスク・換気などの塗装環境の整備は絶対やった方がいい

その上で、有機溶剤の使用量が極力抑えられているのが「Vallejo(ファレホ)」です。

アクリジョンのツールクリーナー。アクリジョン関連でもクリーナーは有機溶剤が一定以上使用されてます。

工程別「Vallejo(ファレホ)」選抜!

それでは、ここから各工程別に選んでみた塗料を紹介します。
これから出てくるVOCは塗料に含まれる「有機溶剤」の割合です。
ちなみに、某水性アクリル塗料(ホビー用)の成分から概算してみたところ、VOCは約380g/Lでした。

なお、今回のデータはネット上で確認できる範囲の情報をもとにしています。
数値が古かったり、取得できなかった情報もあるため、あくまで参考資料としてご覧ください


① 下地処理:プライマー

製品:Vallejo Surface Primer(サーフェイスプライマー)

  • VOC:4.59 g/L(0.40 wt%)
  • 数値データ:2019年
  • 出典:Acrylicos Vallejo SDS 2019 ( https://acrylicosvallejo.com/ )
  • 特徴:下地塗料。キズ埋めの効果は無し。要希釈。
  • 鼻を近づけると甘い香りがします。不快感はないです。

② 本塗装:モデルエアー

製品:Vallejo Model Air(ファレホ モデルエアー)

  • VOC:2.29 g/L(0.18 wt%)
  • SDS改訂:2019年
  • 出典:Acrylicos Vallejo SDS 2019 ( https://acrylicosvallejo.com/ )
  • 特徴:希釈なしでもそのまま吹ける(※とても楽ですがよく詰まるって見かけます)
  • 鼻を近づけるとこちらも甘い香り。不快感なし。

③ スミ入れ:モデルウォッシュ

製品:Vallejo Model Wash(ファレホ モデルウォッシュ)

④ トップコート:ポリウレタンバーニッシュ

製品:Vallejo PolyurethaneVarnish(ファレホ ポリウレタンバーニッシュ)

⑤ 希釈:エアブラシシンナー / フローインプルーバー

  • Vallejo Airbrush Thinner(ファレホ エアブラシシンナー)
    • VOC:非公開(SDS成分非公開)※後述のクリーナーより~100g/Lと推定
      再度確認したところ記載義務量を超えた有毒成分は無く、かなりの低VOCと推定(2025/11/17追記)
    • SDS改訂:2022年
    • 出典:Dick-Blick SDS
      ( https://www.dickblick.com/?srsltid=AfmBOoofs12DFD6XcfwHnn7SrozECsdc5HLWDJmof_vgEEs_s2gqsaFR )
    • 特徴:希釈に使用。揮発性あり。換気推奨。
    • 鼻を近づけるとツンとするにおいアリ。アクリジョンうすめ液改と比べると抑えめです。
  • Vallejo Flow Improver(ファレホ フローインプルーバー)
    • VOC:不明※後述のクリーナーより~100g/Lと
    • SDS改訂:SDS情報不明
    • 特徴:エアブラシのつまりを防ぐ。シンナーと一緒に使用。
    • 鼻を近づけるとわずかにツンとするにおい。ほとんど気になりません

⑥ 洗浄:エアブラシクリーナー

製品:Vallejo Airbrush Cleaner(ファレホ エアブラシクリーナー)

  • VOC:101.66 g/L(9.99 wt%)
  • SDS改訂:2015年
  • 出典:Vestergaard Group SDS ( https://www.vestergaardgroup.com/ )
  • ある程度時間の経った道具洗浄に使用。乾く前であればこれ使わずに”水”で洗えます。揮発性があるため、換気・マスク必須。
  • 鼻をづけるとツンとするにおい。アクリジョンツールクリーナーよりだいぶ抑えめです。

まとめ

表にまとめます👇

製品名用途VOC(g/L)におい
サーフェイスプライマー下地処理4.59甘いにおい・不快感なし
モデルエアー本塗装2.29甘いにおい・不快感なし
モデルウォッシュスミ入れ0.05ほぼ無臭
ポリウレタンバーニッシュトップコート不明(低いと推定)ほぼ無臭
エアブラシシンナー希釈推定100前後ツンとするにおい(弱)
フローインプルーバー目詰まり防止推定100前後わずかにツンとする
エアブラシクリーナー洗浄101.66ツンとするにおい(弱)
某水性アクリル(ホビー用)約380溶剤と分かるにおい

分からない数値はあったものの、実際に嗅いで比較しても明らかな差が出ました。

とりあえず今後はファレホを軸に塗料を使っていこうと思います。
結論、ファレホは…

・低有機溶剤で安全性・におい共に高品質

・揮発性のある塗料もあるので、換気やマスクなど塗装環境整備はやった方がいい

あと、課題としては入手が大変&価格ちょっと高いがあります。

販売店少ないです。送料かかりますが自分は通販使ってます。amazonは下にリンク置いておきます。

塗料は長所短所があるので、自分の製作イメージや環境に合わせて選んでいく感じですね。

自分は安全性&においが一番なので、そんな方にはファレホ、ファレホがおすすめです。

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